会長のご挨拶
第41回日本臨床運動療法学会学術集会を2022年9月3日(土)、4日(日)に、帝京大学板橋キャンパス・臨床大講堂にて開催いたします。
日本臨床運動療法学会は、その前身の臨床運動療法研究会を含めると、30年以上の歴史を持ちます。私は、若い頃から50歳を超えた今まで、ほぼ欠かさずに参加し続けてきました。このような歴史ある・愛着ある学会の大会長を務めることになり、深く感謝するとともに、やる気に満ちております。
学術大会のメインテーマは「Exercise is Medicine(EIM)in TOKYO」とさせていただきました。直訳すると「運動は医療そのものである」ですが、その意味するところは医療と地域の橋渡しです。運動療法をなさる患者さんは、いずれ地域に帰られます。患者さんが生涯にわたって地域で楽しく運動を続けられるために、医療者とリンクワーカー(医療と地域の橋渡し役)、そして地域の人々がシームレスに支える―その実現がEIMのミッションです。このミッションを旗印に、本学術大会では運動療法に関する基礎的・実践的な講演・シンポジウム・一般口演、運動・スポーツの実習を充実いたしました。また、機器展示会場においては、地域の人々と医療者とのコラボレーションの見本市“EIMバザール”を開催いたします。是非ともたくさんの方々に楽しんでもらいたいと思います。
また、本学術大会はEIM Asiaとの共催になります。会場で皆さんと議論した成果はアジア各国に配信される予定です。ポストコロナ時代を見据えた日本の新しい健康未来像(医療―地域共生社会)を世界に発信しましょう!
なにとぞよろしくお願いいたします。
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